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ブーレーズ・バイロイト『パルジファル』

おとといから、オーレンカは『パルジファル』漬けだ。
長年とっつきにくくて、半ば食わず嫌いの気もあったこの作品が、
いまやオーレンカのテーマソングになっている。
聴けば聴くほど味わいの出てくる作品だ。

去年まではクナ・バイロイトのCDを聴いていたが、
今年は一途にブーレーズ。
クナはまだ聴きこんでいないから、あまりいい加減なことは言えないが、
ごく個人的な印象で、初めて聴いたときからブーレーズの方が魅力的に感じた。
それは、私のバイロイト体験とも深く関わっているように思う。

さて、そのCDだが、残念ながら画像がない。品切れ。廃盤なのかな。
で、詳細は以下の通り。

指揮:ピエール・ブーレーズ
オーケストラ:バイロイト祝祭管弦楽団
合唱:バイロイト祝祭合唱団
合唱指揮:ヴィルヘルム・ピッツ
アムフォルタス:トマス・スチュワート
ティトゥレル:カール・リッダーブッシュ
グルネマンツ:フランツ・クラス
パルジファル:ジェームズ・キング
クリングゾル:ドナルド・マッキンタイヤ
クンドリー:ギネス・ジョーンズ
1970年 バイロイト祝祭劇場実況録音

何という贅沢なキャスティングだろう。
オーレンカはまだまだ耳が鍛えられていないので、
素人の感想しかいえないのだけれど、
このキャストには本当に外れがないと思う。
ジョーンズのクンドリーもなかなかパワフルでよい。
官能性となると???…
グルネマンツの声がとにかく美しい。
あんなに艶やかな声なら、思わず知らず、
あの坊やパルジファルが好きになってしまいそうな
ジェームズ・キングの美声。
クリングゾルのマッキンタイアも、
おどろおどろしいというより、声に張りがあって、これまた美しい。

つまるところ、歌手にはもちろん表現力は必要だが、
それ以前に声の美しさがものを言うなぁと実感した。
第三幕の弦の音はもうバイロイト+ブーレーズのコンビしか
出しえない音じゃないかと思う。

2005年、ブーレーズが最後にバイロイトで振った時、
オーレンカは幸運にも、その上演に居合わせることができた。
彼の作り出す奇跡的な音、あの透明な音、
演出なんてものともしない巨匠の技に感動したのを、
昨日のことのように覚えている。
2006年のアダム・フィッシャーも私はよかったと思う。
でも、ブーレーズの後任となると、彼と比較されるのは
これはもう宿命というもの。仕方のないことだろう。

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