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宮田光雄『ナチ・ドイツと言語』


ナチ・ドイツと言語―ヒトラー演説から民衆の悪夢まで (岩波新書 新赤版 (792))ナチ・ドイツと言語―ヒトラー演説から民衆の悪夢まで (岩波新書 新赤版 (792))
(2002/07/19)
宮田 光雄

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大衆の心をつかんだヒトラー演説のストラテジーについて。
ポイントは断定的文体、同様の内容の反復、最上級表現の多用。
(あら、これはワーグナーにも通じるかも笑)

ただし、最上級表現は、多用すると大衆を無感動の中へ導く危険性もあります。
このことをヒトラーは認識していたのかもしれません。

大衆を熱狂させ、昂ぶらせ、その情緒的感情に訴え、そして反復によって、民衆のパトスに応え、
イデオロギーを刻み込んでいったのだそうです。
そして、自らをドイツの救済者として、
数千年続く帝国を約束したのです。

読み物として非常に面白いです。
そして表現も明快で、重く難解なテーマなのに、ぐいぐい引き込まれて読み進められます。

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