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葛藤の本質

神の再読・自然の再読―いまなぜフォイエルバッハか / 柴田 隆行、 他

フォイエルバッハの『キリスト教の本質』という本があります。
岩波から出ています。
これが難しい。
そして、字が小さく、私には読むのが一苦労です。
そんな私を助けてくれたのが「神の再読・自然の再読」です。

フォイエルバッハの思想を理解するには
フォイエルバッハの論を読むべきなのでしょうが、
まずは、こちらの論集でエッセンスを学ぼうかと思いました。
彼の思想を分かりやすく説明してくれていて、助かります。

その中に、このような一節があります。

全く関係のないものに対して、人間が葛藤することはない。そもそも、葛藤というものは、互いに別れてはいるが、本来はひとつであるべき存在者(本質)との間で起こるものである。したがって、「神と人間との対立・葛藤」は、実は「人間の本質と人間の葛藤」つまり「人間の自己分裂」であるに違いない〈・・・〉

これは神と人間のことを言っているのですが、
ここには「葛藤」というものの本質が語られていると思います。
せめぎあう二つのことは、
必ずしも正反対だからせめぎあうのではなく、
近いから、表裏一体だから、一歩間違ったら同じだから
そういった理由でせめぎあっているのではないかと思うのです。

二つの感情や事象の間で揺れ動くのは、
結局はその二つが近いからではないかと。
だから、結局、どっちを選んでも
結果はそんなに変わらない、といってもいいのでしょう。
きっと、同じような結果になると思います。

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