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レヴァイン・ゼフィレッリの映画版『椿姫』

ラ・トラヴィアータ ― 椿姫 ― ラ・トラヴィアータ ― 椿姫 ―
ストラータス(テレサ)、ドミンゴ(プラシド) 他 (2000/03/25)
ユニバーサルクラシック
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ヴィオレッタ/テレサ・ストラータス(ソプラノ)
アルフレード/プラシド・ドミンゴ(テノール)
ジェルモン/コーネル・マクニール(バリトン)
ドゥフォール男爵/アラン・モンク(バリトン)
フローラ/アクセル・ガル(メッゾ・ソプラノ)
アンニーナ/ピーナ・チェイ(ソプラノ)

ヴェルディのオペラ『椿姫』の完全映画版。
シネツイン1で期間限定上映をやっていて、今日観てきた。
なかなかの客の入りでした。オペラ好きの人って、結構いるみたい。

演出は、フランコ・ゼフィレッリ。
お金の使い方を知っている演出家だと思う。
宴のシーンのセットや衣装、小道具に至るまですべてが華やか。
第二幕の田舎の風景も、ため息が出るほど美しい。
全ては、死ぬ間際のヴィオレッタの回想、という独自の解釈で全体が構成されている点も説得力がある。
序曲と第三幕の最後の場面の音楽が同じだから、
この解釈は当たりだと思う。
それから、ゼフィレッリは必ず美しい人を使う。
カメラに映る脇役たち、その他大勢役の人たちも美しい。
エキストラで美しい人を募っているのではないかと思う。
バレエダンサーも素敵だったなぁ…ため息。

ジェイムズ・レヴァイン指揮、オケはメトロポリタン。
レヴァインの指揮は、とりわけ第一幕と第三幕の宴のシーンで際立っていた。
華やかなシーンは演出の効果もあいまってもう迫力満点。
レヴァインは派手なシーンを得意とする指揮者だと思う。
メトの『ローエングリン』もそうだった。

で、今日の映画。
何でだか分からないけど、序曲からうるうるしてきて…
センチな気分に浸っていたわけではないのに。
映画の最後の方はもう人目もはばからず号泣。
映画館から出たら、化粧は剥がれてるわ、目は真っ赤に腫れてるわで、
何とも見苦しい顔…とほほ。

まれに、オペラを見て、心をわしづかみにされるような感覚、
何だかこう、痛いくらいに
ぐお~~~って自分の中で熱いものが渦巻くような感覚を味わうことがある。
最近はずっとなかったのだけど、今日はまさにこれだった。

嫉妬に狂ってめちゃめちゃになっていくアルフレード、
そんな彼にヴィオレッタが、全てはアルフレードへの愛ゆえだったと真実を打ち明けるシーン、
彼女が今わの際でアルフレードに自分の肖像画を手渡すシーン…
どれもお涙頂戴ポイントだと思うけど、やっぱり泣かされた。
若かりし頃のドミンゴが大変美しい。
そして、ストラータス。
あの可憐なヴィオレッタには、誰もが共感してしまうのでは。
美貌だけでなく、あの迫真の演技に。
ストラータスはこんな感じ↓
160px-Teresa_Stratas.jpg

ストラータスと言えば、ベーム指揮・フリードリヒ演出のサロメが忘れられない。
ああいう、華奢でコケットで美しくて小悪魔風のキャラがぴったりな歌手だと思う。そういえば、ルルも見た。あの時はだいぶんお年をめされたようだったけれど。

この人は今どうしているのだろう。
ネットで検索してみたら、
プロフィールに「dead or alive」と書かれていた。
これじゃ、何も言ってないのと同じじゃないか!

一ついちゃもんつけるとするなら、
ジェルモンが嫌なオヤジっぽくて、本当に嫌だったな。

第二幕
travi_2.jpg


第三幕幕切れ
travi_3.jpg

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